2007年1月27日(土)
DRMを数週間受信して、DRMも地上デジタル放送と同様に信号強度よりSN(CN)が重要なファクターであることが分かった。
こちらの自宅周辺は弱電界地域の上、100m以内にJR高架や高速道路が走っているので大変だ。
これまでは、如何に電波を飛ばすということが主体でアンテナも大型になりがちであったので、昔から作ってみたかった受信用ループアンテナを製作した。
ループアンテナにはいろんなものがありますが、アマチュア無線で使われるような送信を気にすることは不要ですので、広帯域で簡単なものを対象にしました。
参考にした文献はRFプローブのものです。ここのfig.2(c)のものを作ってみました。ループの長さについては、やはりこの文献のグラフから読み取って、最低周波数の波長の1/20が目安になることが分かりました。
今回、受信周波数は手持ちの3C−2V同軸ケーブルの長さが、3.7mであったので、これから逆算すると、4MHz程度となることが分かります。データからは、この長さから多少下の周波数でも問題はありませんので3.5MHz程度でも使えます。
製作は、10分程度で完成。室内テストで聞いてみたところ、よく聞こえるのでビックリ、早速タワーに取り付けます。
取り付け方法はいろいろありますが、とりあえず拾ってきた角材2本をタワーの横につきだして針金で固定しています(裏の自作 9エレループのスタックは、地上デジタル放送受信用)。
実際に17MHzのニュージーランドのデジタル放送で受信して比較してみました。比較したアンテナは、18MHz用の2エレZLスペシャルです。タワーの上にあり、周波数も近いので17MHzでも利得がかなりあります。受信した結果は、驚きです。信号強度は、当然2エレの方が強いのですが、SNRは数dBループがよいのです。以下、時系列でのSNデータをご覧下さい(ループが23〜25dBくらいなのに対してZLスペシャルは17〜20dB程度)。
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